2024/10/27 11:51
こんにちは。
気温は高いのにあっとういうまに冬に向かって17時にはあたりが暗くなってきましたね。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
さて、睡眠と幸福学のおはなし、VOL.2
今回は社会的な幸福にも繋がるパフォーマンスと睡眠の関係についてお伝えをしていきますね。
AIの台頭によって、世の中はかつてないほどに便利になってきているのは、みなさんもきっと日々ご実感の通り。そのスピードはすさまじく、
私生活や仕事においても、それが直接的であれ、間接的であれ、ますます生産性やパフォーマンスが評価され、求められるような社会になっています。
特に昨今のような既知の情報が簡単に手に入る環境では、“答えのない答え”を求められるような難しいシーンも多いですよね。
Chat GPTを使えば自分の頭で考えるよりもよっぽど良い回答が返ってきたりして!
このような時代に生きるわたしたちに特に必要になってくるものが、“新しい発想や発見、洞察力、直感など、いわゆるインサイト”と呼ばれるものです。
ここでひとつ、睡眠とインサイトの関連を示した研究結果をご紹介しましょう。
Source: Yale University/Science of well-being
縦軸は日中に得られることのできた、インサイト(洞察・発想・発見など)の数を%で示しています。
このグラフが示すのは、十分な睡眠(7-9時間)がとれているグループと、そうでないグループを比較したときに、
【十分な睡眠をとれているグループは、そうでないグループよりも3倍も多くのインサイトが得られるという結果】です。
ひらめきや洞察力が高いというのは、物事をいろいろな視点で見れているということであり、
脳も心も柔軟で開放された状態でリラックスできているということです。
またインサイトだけでなく、記憶力や認知機能においても同様の結果が出ていることから、
良質で十分な睡眠が、実生活におけるパフォーマンスや生産性の高さを生み、
コミュニケーションや人間関係の改善、満足感や自己効力感、承認欲求などが満たされ、わたしたちの身近な幸福感につながるという方程式が成り立ちます。
そう、“今日はいつもより少し良く長く眠ること”で解決することがたくさんあります。
この時期は夏に溜まった疲れが出てきやすく、少し無理をしていた人は何らかの変化が現れてくるタイミングでもあります。
1年の中でも過ごしやすいと言われる秋の夜長。
入眠前の儀式として、ぜひ自分のための心地よい時間をとってみてはいかがでしょうか。
お気に入りのウェアやアロマの香りをまとうことかもしれません、本を読むことかもしれません、信頼できる人と話をしたり、
キャンドル瞑想をしたり、月や夜空を眺めたり、ゆったりした気持ちで子供に読み聞かせすることかもしれません、、、それは、人それぞれ、さまざまに。
そのときばかりは生産性なんて横にやり、ただただ自分が自分らしくいれて、誰にも邪魔されず、心地よく過ごせることがファーストプライオリティー。
1日の最後、その日がどんな日であっても、1日頑張った自分をぜひ、“今日もよくがんばったね”と、ねぎらってあげてくださいね。
それでは、おやすみなさいませ。
absalon