2024/09/03 21:18
はじめまして。abSalonは、日々の生活の中で眠りを大切してほしいというシンプルな思いから生まれたブランドです。
空間や枕・リネン用のスプレー、キャンドルなどのアイテムを展開しています。
幸福学とは??
まず初めにコラムのテーマである「幸福学」についてですが、幸福学とは幸福について研究する専門の学問のことで、
「幸せとはなにか」「人間にとって幸福とは何か」を追求する研究や実験が、日々世界中でおこなわれています。
“健康で幸福である状態のこと”を英語ではwell-beingと訳されることが多いですが、幸福と睡眠は密接に関係しており、それは既に科学的にも証明されています。
Well-beingな日々を過ごすために、幸福学から導き出されたその答えとなるキーワードには、
例えば運動、食事、感謝、瞑想、心地よいコミュニティに属すこと、など様々な要素がありますが、
最も早くそして本質的に幸福に近づくためにできることの答えのひとつが【睡眠】です。
今日は、アメリカのイェ―ル大学が公表している睡眠と人の感情や気分に関する研究結果をひとつご紹介します。
調査対象者には、初日に通常の7時間半の睡眠をとってもらい、その後に5日連続で5時間睡眠に減らしてもらいます。
そのあとの2日間は7時間半睡眠に戻すという全8日間を過ごしてもらい、その期間中に起きた出来事や気分、体調等を詳細に記録に残してもらいました。
グラフの縦軸はその日の生活に対する不満度やネガティブな気分や出来事を%で数値化したもの。
横軸は時間軸を表し、睡眠不足の日が続けば続くほど、日常における嫌な気分や生活への不平不満度が右肩上がりに増えていることが分かります。
その後、睡眠時間を元に戻したとしてもメンタル状態の回復はなだらかで、時間を要していることも見て取れます。
忙しい現代社会ではどうしても軽視されがちですが、睡眠不足はネガティブな反応や気持ちを簡単に引き起こし、わたしたちの心の状態に後々にまで影響を与えています。
人間は感情の生き物で、出来事の捉え方や感じ方も気分によって左右されやすく、なんだか今日は気分が悪いな、ついていない日だったな、
そんな日は“ただシンプルに睡眠不足だったから”、なんてこともよくあること。
ひっくり返せば、“今日はただゆっくりと眠ること”で解決することがたくさんあります。
睡眠は究極の癒しでありインナーケア。日中をポジティブにご機嫌に過ごすことができる療法なんですね。
これまでより少し、睡眠時間のプライオリティや質を上げる意識をすることで、心地よく過ごせる日が増えるはず。
今は季節の変わり目ですが、できれば湯船に浸かり、お気に入りのパジャマを着て、リラックスできるベッドルームの空間や香りでこころを整え、
幸福感に包まれて眠れるといいですね。
1日の最後、その日がどんな日であっても、1日頑張った自分をぜひ、“今日もよくがんばったね”と、ねぎらってあげてくださいね。
それでは、おやすみなさいませ。